ハワイで出産を考えているなら、事前に費用を把握しておくことは非常に重要です。出産費用は様々な要素によって変わり、それぞれの状況によります。ここでは、ハワイでの出産に関わる主な費用をご紹介します。
1. 産科医の料金
まず、ハワイでの出産の一部となる最も直接的な費用は、産科医の料金です。これには、妊娠期間中の検診、助産、そして出産後のケアが含まれます。これらの料金は、産科医の専門性や地域によって変わりますが、一般的には$4,000から$6,000程度となります。それぞれの産科医が提供するサービス内容と料金体系を確認することが、適切な選択の一助となるでしょう。
2. 病院の料金
次に、病院の費用です。出産には通常、2泊から3泊の入院を必要とします。日本では産後1週間程度入院される方が多いのが現状ですが、アメリカでは出産翌日に退院する人が多いです。出産という大仕事を終えたお母さんにとって、移動は相当な負担ですが、入院費用が高いことと、病院側も病床数が多くないため次の妊婦のために早く退院して欲しいという思いがあることから、早期に退院する人が多いのです。
入院の費用は、大体$10,000前後となりますが、出産方法によります。例えば、帝王切開の場合は通常の分娩よりも入院日数が増えるため、それに比例して病院の費用も増えます。また帝王切開の場合は、手術代も高額になるため、事前に帝王切開になった場合の費用について確認することが望ましいです。
3. 超音波検査
妊娠期間中には、赤ちゃんの健康状況を確認するために、何度か超音波検査を受けることになります。これらの検査は妊娠の進行を追跡し、赤ちゃんの健康状態を確認するために不可欠です。1回あたりの超音波検査費用は$200から$500が一般的で、出産全体のコストに含まれます。
4. 特別な手術やケア
残念ながら、全ての妊婦さんの妊娠・出産が順調に進むわけではありません。妊娠や出産に合併症が発生した場合、追加の医療ケアや手術が必要となることがあります。これらのケアは、出産費用に加えてさらに数千ドルの追加費用がかかる可能性があります。こちらも産科医に典型的な症例とリスク、費用について事前に相談することが望ましいです。
5. 保険
そして、出産費用に大きく影響を与えるのが、保険です。アメリカでは、多くの人が健康保険を通じて出産に関連するこれらの費用をカバーしています。しかし、保険のプランによってカバレッジが異なり、それにより自己負担となる費用が大きく変わります。
そして保険がない場合、これらの費用は全て自己負担となります。多くの日本人がこちらに該当すると思います。当然ながら海外旅行保険の保証対象外ですし、アメリカの保険加入にはソーシャルセキュリティナンバーや住所などが必要になるため、外国人が現地の保険にすぐに加入するのは難しいと言わざるを得ません。ですので、日本在住の人にとって、ハワイでの出産費用は高額になることが多いのです。
住むところはどうする?
ハワイ出産のために、最低でも2ヶ月はハワイに滞在することになると思います。そのための住居は、主にコンドミニアムの短期レンタル(バケーションレンタル)になります。費用は月$2,000から$10,000以上とロケーションやグレードにより様々ですが、妊婦さんが滞在することを考えると、あまりに不便な場所や清潔感に欠けるコンドミニアムは避けたいところです。ハワイのコンドミニアム事情については、こちらの記事で詳細をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
全てを考慮に入れると、ハワイでの出産費用は最低でも10,000ドルから20,000ドル程度かかる可能性があります。この大まかなコスト予測は、個々の状況や選択に大きく左右されますので、詳細な見積もりを得るためには、出産ヘルパーまたはエージェントと連絡を取り、綿密な打ち合わせを行うことが重要です。
さらに、ハワイを訪れて出産する場合、滞在費、飛行機代、そして出産後のケアに必要な追加の費用も考慮する必要があります。これらの費用も計画に取り入れ、十分に準備をすることで、想定外の出費を避けることができます。
ハワイでの出産は、その魅力的な環境と、新生児とともに過ごす時間の価値を考慮すれば、多くの家族にとって素晴らしい体験となるでしょう。費用と準備について十分なリサーチを行い、必要なら専門家に相談することで、その体験をより安心して楽しむことができます。
当サイトAloha Bebeでは、そんな貴重な体験を最大限サポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。初回20分間無料の出産相談も承っておりますので、ぜひご活用ください。ハワイでお会いできることを楽しみにしております!